2016年度今別荒馬まつりの運行予定
今別荒馬まつりの今年度の運行予定が公開されています。
◎ 今別ねぶた実行委員会 今年の運行予定
荒馬ブログ2 今別ねぶた実行委員会 今年の運行予定
8月5日(金):合同運行(18:00~今別駐在所発)
8月6日(土):実行委員会運行(17:00~開発センター発)
8月7日(日):実行委員会運行(08:00~神社前発)
例年、合同運行は8月4日に行われていましたが、今年は6日なので注意してください。
以前のエントリーに書いた内容とかぶりますが、今別町には今別荒馬、大川平荒馬、二股荒馬など、地区ごとの荒馬が継承されていて、いずれも青森県の無形民俗文化財に指定されています。現在年次イベントとして残っているのはそのうちの今別荒馬と大川平荒馬の2つで、それぞれ独立したお祭りになっていますが、合同運行日のみこの両方が同時に運行されます。実行委員会運行というのは今別荒馬の単独での運行です。
今別荒馬まつりでは、荒馬おどりとねぶた運行が同時に行われます。出陣するねぶたは人形ねぶたで、今年の下絵は下記ブログ記事の下の方に掲載されています。『五条大橋 運命の出会い』源義経と弁慶が出会うシーンですね。
荒馬ブログ2 小屋開きが終了しました。
跳人は、荒馬の踊り手を囲むようにサークルになって、荒馬のお囃子に合わせて跳ねます。衣装は青森市の跳人と同じ(着付けは若干違います。女性の着付けに近い)で、掛け声も「ラッセーラー」ですが、跳ね方は大きく違います。一番大きな違いは、うちわではなく扇子を使うところでしょうか。右手で扇子を翻しながら軽快に跳ねます。勇壮というよりは、優雅という方がしっくりくる感じです。
今別荒馬の跳人も、青森市のそれとはまた違った魅力があっていいものですよ。北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅が開通してこれまでよりも行き易くなったので、興味のある方はちょっと足を伸ばしてみるのもいいのではないでしょうか。
青森ねぶた祭サマーキャンプ場への青森駅からの行き方
青森ねぶた祭の公式サイトにも載っているのですが、青森市ではねぶた祭の開催期間中にのみ、参加者および観光客のための無料のキャンプ場を設営しています。
サマーキャンプ場 - 青森ねぶた祭
開設期間:8月1日~8月8日(毎年)
開設場所:フェリー埠頭向かい
使用料:無料
キャンプ場設備:仮設トイレ、仮設流し台、仮設ゴミ箱
キャンプ場とは言っても、広めの敷地の草を刈って、仮設の水道とトイレ、ゴミ箱を設置しただけの簡単なもので、予約等は一切不要です。今回はこのキャンプ場への青森駅からの行き方を紹介します。
なお、このサマーキャンプ場の成り立ちなどについては下記のエントリーを参考にしてください。
nebuta.hatenablog.jp
青森市営バス
市営バスで近くまで行くことができます。
青森駅前(6番乗り場)または古川(2番乗り場)のバス停で「野木和団地・後潟線」に乗り、「新町」またはその次の「木材港前」で下車して徒歩5分弱です。
https://www.city.aomori.aomori.jp/koutsu/jikokuhyou.html
新町の場合は進行方向に、木材港前の場合は逆方向に向かうと、マエダストアが見えてくるので、その隣がキャンプ場になります。マエダストアの駐車場の横にキャンプサイトに抜ける通路があります。
終バスは平日が21:45、土日祝が21:22です(青森駅前の場合)。ねぶたの運行が21時までなのでギリギリ間に合いそうですが、会場から駅方向に戻るのには混雑で時間がかかるので注意が必要です。また、交通規制があるので駅前ではなく古川から乗る必要があります。
https://www.city.aomori.aomori.jp/koutsu/jikokuhyou/top20151001/documents/1_6.pdf
あおもりシャトルdeルートバス(ねぶたん号)
コミュニティバス「ねぶたん号」に、フェリーターミナルに停まるルートがあります。
あおもりシャトルdeルートバス<ねぶたん号>
青森駅前からフェリーターミナルに向かうのはコース2かコース3、またはコース5です。また、コース1かコース4を使って新幹線の新青森駅から直接フェリーターミナルに行くこともできます。
いずれにせよ、昼間しか運行しておらず、本数も少ないので注意しましょう。
タクシー
「サマーキャンプ場」と言っても通じないと思うので、「マエダストア沖館店」と伝えるのが確実です。
なお、ねぶたの運行終了後はなかなかタクシーがつかまらないと思うので注意してください。
エキュート上野駅・品川駅に響き渡るねぶた囃子と「ラッセーラー」の声
先週のエントリーとほとんど同じタイトルですが、今度は上野駅と品川駅です。
JRが青森県や北海道などと共同で実施している「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」(青函DC)に合わせて、東京都内のエキュートにおいてねぶた本体の展示やお囃子・跳人の実演が行われています。
nebuta.hatenablog.jp
7月23日(土)には、上野駅と東京駅のそれぞれで青森ねぶた囃子・跳人、そして津軽三味線の実演が行われました。また、品川駅には同日まで小型のねぶた本体が展示されていました。
まずは上野駅。若干スペースは狭かったものの、たくさんのお客さんが足を止めて見てくれました。
YouTubeに動画がアップされてます。
www.youtube.com
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記念撮影。
品川駅には京野和鴻さん制作のねぶた「地捷星 花項虎龔旺」(かこうこきょうおう)が展示されていました。
龔旺は水滸伝の登場人物ですね。投げ槍を武器として使う豪傑です。京野さんは青森市でも大型ねぶたを制作しているねぶた師で、特徴的な筆使いで表現される躍動感が特徴です。このねぶたも小さいながらも躍動感があっていいですね。
東京ねぶた連合會囃子方のみなさんです。
津軽三味線奏者・澤田壽仁さんによる演奏もありました。
マスコットキャラ「いくべぇ」星バージョンも来ていました。
びゅうプラザの前で集合写真。
相変わらず手持ちの写真が少なくてすみません。
当日の様子は、東京ねぶた連合會の公式ブログにも掲載されると思うので、公開されたら追記しますね。
次回は7月30日(土)・31日(日)、国立駅です。
おまけ。改札を通ってねぶたを移動しました。
迫力の8連太鼓で跳ねる!「うえの夏まつりパレード」に参加しました
以前のエントリーで予告しましたが、7月23日(土)に開催された「第33回うえの夏まつりパレード」に、青森ねぶたチームの跳人として参加してきました。
うえの夏まつりパレードは、7月9日から8月7日にかけて東京都台東区で開催中の「第65回江戸趣味納涼大会 うえの夏まつり」の一環として毎年行われているパレードで、上野中央通りなどを使っていろいろな民謡やお祭り、マーチングバンドなどが出演します。
2016うえの夏まつり情報 | 上野イチ押し! | 上野観光連盟
青森ねぶた祭りは、今年はそのトリを務めました。運行・お囃子は「青森市浪岡ねぶた会」と「首都圏青森ねぶた囃子会」の合同チームで、出陣ねぶたは浪岡で実際に使われていたものです。
題材は「津軽為信公 広須野を名付ける」。足が太くどっしりと構えた昔ながらのねぶたです。とくに顔の作りが迫力があって素敵です。
津軽藩の初代藩主である津軽為信が、現在のつがる市の柏あたりの土地を「広須野」と名付けたことに由来するねぶただそうです。
柏正八幡宮(つがる市)
送り(裏側)です。山は岩木山ですかね。右は、柏正八幡宮の鳥居と、柏の地名のもとになった柏の木だと思います。
上野にちなんで、パンダのねぶたもいました。
お囃子は8連太鼓での出演でした。関東ではこれだけの大通りでねぶたの運行をすることは他に無いので、8連太鼓を体感する機会もなかなかありません。さすがの迫力で、気分は最高潮でした。
当日の「集合出陣太鼓」の動画が、首都圏青森ねぶた囃子会のFacebookページで公開されています。Facebookアカウントを持っている方はぜひそちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/syutoken.nebuta/videos/1291750724209692/
跳人として参加していて何よりもスバラシイと思ったのが、観客のノリが非常に良かったことです。沿道の近くで跳ねると、みんなで「ラッセーラー」の掛け声を返してくれます。こちらが力一杯跳ねると拍手をくれます。
浪岡の囃子隊の方々も、初対面にもかかわらずこちらが絡んでいくと一緒になって跳ねてくれました。お囃子と跳人が一緒になって盛り上げる、これがねぶた祭りだ!という感じでした。時間にするとほんの十数分程度の運行でしたが、目一杯全力で跳ねることができました。本当に気持ちが良かったです。
例によって自分が跳ねるのに夢中なので、跳人の写真がありません。
お囃子チーム記念撮影。
7月23日(土)、うえの夏まつりのパレードに青森ねぶたが出陣
東京都台東区では7月9日から8月7日にかけて「第65回江戸趣味納涼大会 うえの夏まつり」が開催されています。
その一環として、7月23日(土)には「第33回うえの夏まつりパレード」が実施されるのですが、そこに青森ねぶたとお囃子、跳人が出陣します。
2016うえの夏まつり情報 | 上野イチ押し! | 上野観光連盟
第33回うえの夏まつりパレード
7月23日(土)
JR上野駅: 13:00~15:00
水上音楽堂: 15:00~20:00
上野中央通り: 17:30~20:45
パレードには盛岡さんさやよさこい、マーチングバンドなど、多くの団体が出演しますが、青森ねぶたが出るのは「上野中央通り」のパレードです。上野駅よりも御徒町駅の方が近いです。時間はだいたい20時くらいからだそうです。
出陣するねぶたは青森市浪岡地区のものです。お囃子は二木組と首都圏青森ねぶた囃子会の合同チームで、8連太鼓(三尺の太鼓を8個横に並べた形態)で運行するとのことです。
青森の本番のねぶた運行ではよく8連太鼓が使われますが、東京ではめったに見られるものではありません。迫力ありますよ。お時間のある方はぜひ上野にお越しください。
また、7月23日には、これとは別にJRの青函DC関連イベントで上野駅・品川駅のそれぞれのエキュートで青森ねぶた囃子と跳人の実演が行われます。こちらもぜひどうぞ。
青森県・函館デスティネーションキャンペーンで都内のJR駅構内に青森ねぶたが登場 - 我らねぶた馬鹿
エキュート日暮里駅・東京駅に響き渡るねぶた囃子と「ラッセーラー」の声
7月1日から、JRが青森県や北海道などと共同で「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」(青函DC)という企画を行っています。それに合わせて、東京都内のエキュートにねぶた本体の展示やお囃子・跳人の実演が行われるということを以前書きました。
nebuta.hatenablog.jp
その第一弾であるエキュート日暮里駅・東京駅のお囃子・跳人の実演に参加してきました。
相変わらずイベント中の写真が少なくてすみません。
まずは日暮里駅。
改札を入って正面の場所に、東京ねぶた連合會が所有しているねぶた「阿弖流為」が展示されました。サイズは小さいですが、重量感のあるいいねぶたです。
ねぶたは7月23日(土)まで展示されるそうです。
エキュートのイベントということで、コラボ商品も販売されていました。
囃子・跳人の実演。短い時間でしたが、たくさんのノリのいいお客さんに囲まれて、気持ち良く跳ねることができました。
続いて東京駅。こちらはねぶたの展示はなく、お囃子と跳人の実演のみです。
スペースが限られているため、跳人は選抜6名のみの出演でした。よく跳ねてますね。
駅構内に突然響き渡ったお囃子と掛け声に、大勢の人が足を止めていました。
記念撮影。
当日の動画が、東京ねぶた連合會の公式YouTubeチャンネルにアップされているので、そちらもご覧ください。
東京ねぶた連合會・日暮里エキュート①2016.7.17
www.youtube.com
東京ねぶた連合會・日暮里エキュート②2016.7.17
www.youtube.com
次は7月23日(土)の上野駅(13:00〜ねぶた囃子・跳人)、品川駅(15:15〜ねぶた囃子・跳人・津軽三味線など)です。
また、7月30日(土)・31日(日)には国立駅でも予定されています。
お近くの方はぜひ!
おまけ。東京駅のバックヤードがレンガ造りで素敵でした。
靖国神社みたままつりの青森ねぶた奉納に参加してきました
7月13日(水)、靖国神社みたままつりの前夜祭で、青森ねぶたの奉納が行われました。
第70回(平成28年)みたままつりのご案内(7/13〜16)|新着情報|靖国神社
直前まで雨が降っていましたが、運行開始前に止みました。
まず運行前にお祓いをしていただいた後、第一鳥居スタートし、大村益次郎銅像を回り込んで、第二鳥居の手前まで運行します。
運行前。雨のため残念ながらねぶたはビニールを被っています。
開始直後の動画をYouTubeから。
お囃子がころばしから進行に変わり、それに合わせて跳人が千鳥足から一斉に跳ね始めます。お見事。
www.youtube.com
第二鳥居。この提灯の中を運行するわけです。幻想的でしょ?
一旦ねぶたを停めて、ステージスタイルでのお囃子&跳人の披露をしました。
この場面の動画も、どなたかがYouTubeに上げてくれていました。
途中で後列から前列に飛び出してくるのが私です。
www.youtube.com
ねぶたと太鼓台車をバックに、大勢の参拝客の前で思いっきり跳ねます。
乱舞!
この後、休憩を挟んで、2度目の運行に入ります。
第2鳥居と神門を抜けて、拝殿前まで。そこで奉納の儀式をしていただいて終了です。
終了後は戻り囃子で待機場所まで戻りました。
神門前で記念撮影。ねぶたのビニールは2度目の運行の前に取り外しています。
みたままつりのねぶた奉納は今回で11回目になります。
私は3回目から4回目くらいから参加させていただいているのですが、燈籠に囲まれた参道での運行は、いつも厳粛な気持ちにさせられます。
昨年から境内での屋台の出店が禁止されたため、参拝に来たお客さんも落ち着いてねぶたを鑑賞することができたようです。休憩の合間などにいろいろとお話することもできました。
来年以降も引き続き参加させていただけるよう、精進していきます。