青森ねぶた祭、今年の跳人参加は足袋・草履が必須

明後日に開催を控えた今年の青森ねぶた祭ですが、跳人としての参加にあたって、去年と大きく違う点として、以下の2つのルールが追加されたという連絡が回ってきています。運営委員会での決定事項とのことです。

  • 足元は足袋+草履(雪駄)が必須。それ以外の履物(スニーカー、地下足袋、ビーチサンダル、クロックス等)は禁止。ただし、小学生以下の子供と、子供連れのお母さんは対象外。
  • 過度な鈴の着用は禁止。

履物については、正装はとしては白足袋+草履(雪駄)が指定されているので、これまでも着用が推奨されてはいたんですが、今年は厳密にルール化したようです。

鈴は何個くらいからが過度なのかっていう線引きが曖昧ですが、たまに全身ジャラジャラ鈴星人みたいになってる人を見かけるので、少なくともそういうのはダメだと思います。

ところでこの新ルール、サマーキャンプ場の世話人をしている関係で周知しておくようにという司令がまわってきたわけですが、青森ねぶた祭の公式サイトを見てもちゃんと書いてないんですよね。一応「白足袋+ゾウリ」が挙げられていますが、これは去年までも書かれていた気がする。
ハネトの参加方法・ルール - 青森ねぶた祭

ただでさえ跳人が減っているのにこの上さらにルール厳しくしてどうするんだとか、ちゃんと運用できるのかとか、その前にカラスとかホイッスラーを何とかしてよとか、いろいろ言いたいことはありますが、とりあえず跳人で参加する予定の人は要注意です。

ちなみに、白足袋や雪駄は青森に着いてから買うよりも、地元の商店街の呉服屋さんとかで安売りしてるヤツを買ってから行った方がなんぼか安く済むかと思います。

青森ねぶた祭サマーキャンプ場利用上の注意事項の覚え書き 2018年版

これは青森ねぶた祭のサマーキャンプ場についてのエントリーです。
サマーキャンプ場 - 青森ねぶた祭

サマーキャンプ場はもともと規則がどうこうと言うようなおカタイ場所ではありません。しかし来た人に気持ち良く利用してもらうために、また近隣住人の方々に迷惑をかけないように、気をつけてもらいたいことがあります。ここに書くのは、私が現場でアナウンスしないといけない内容の覚書きです。初めての方、あまり深く考えずに、気楽に遊びに来てください。

サマーキャンプ場は青森市が設置してくれているものです。上記リンク先に書かれているように、管理人はおらず、利用者同士の自治体制で運営されていて、スムーズな運営のために多少の注意事項があります。

公式サイトに書かれている注意事項は、まとめると次のような感じです。

  • 夜間走行の排気音等の騒音は近隣の迷惑なので、夜間のバイク利用は極力控えてください。
  • 申込は不要で、受付窓口もないので、直接お越しください。
  • このキャンプ場は、毎年利用する人たちのコミュニティによって運営されています。
  • 開設期間は8月1日から8日までです。それ以前・以後は利用できません。
  • 自転車とバイクの駐輪場はキャンプサイト内に、車(四輪)の駐車場は道路を挟んで向かい側にあります。
  • お風呂は無いので、近隣の銭湯などを使ってください。
  • キャンプ用品等の貸し出しはしていないので、各自でご用意ください。
  • 青森ねぶた祭に参加しない方の利用はご遠慮ください。

上記以外に、これまでの経験から伝えている注意事項は以下の通りです。まあ、ほとんど常識的なことばかりだと思います。

  • 飲酒運転は絶対厳禁(発見したらその当日からキャンプ場が閉鎖になります)。
  • 交通ルールは絶対厳守(事故を起こしたら来年からキャンプ場が無くなる覚悟でいてください)。
  • 夜中に騒がないこと。大声、歌、鳴り物等厳禁。
  • キャンプ場内での焚き火や花火等は厳禁です。火の扱いに注意してください。
  • テントは決められたエリアに張ってください(張ってはいけない場所があります。現地にて要確認のこと)。
  • 車、バイクは整理して停めてください。スペースが限られています。
  • 貴重品の管理は自己責任でお願いします。
  • 水の無駄遣いはやめましょう。青森市が水道代を支払ってくれています。
  • ゴミの分別にご協力をお願いします(分別ルールは毎年変わるので、現地で確認してください)。
  • 食中毒に注意しましょう。
  • 荷物を宅配便等で現地宛に発送するのはやめてください。運送会社の営業所留めなどを利用してください。

そのほか、何か分からないことや困ったことがあれば、現地で遠慮なく聞いてください。常連っぽい人を捕まえて聞けば優しく教えてくれるはずです。

なお、8月2日(水)の10:00から開村式を行い、その中で注意事項の伝達などがあります。その時間までにキャンプ場入りしている人は必ず参加してください。

公共交通機関でのキャンプ場までの行き方については下記のエントリーを参照してください(情報が少し古いかもしれません)。とはいえ、バイクか自転車がベストです。

nebuta.hatenablog.jp

また、キャンプ場の成り立ちについては下記を参照してください。なぜバイクのライダーが中心なのか、なぜ自治体制なのかといった経緯がまとめてあります。

nebuta.hatenablog.jp

A description of the rainy season of Japan

I made a presentation slide and a composition for my English training.
It introduce about the Japanese rainy season.

www.slideshare.net

The Japanese rainy season is called “Tsu-yu”. In Kanji (the Chinese character), 梅雨. It means "plum rain".

Why is the rainy season called “Tsu-yu”?
Generally, Japanese rainy season starts the beginning of June and ends the middle of July. In this season, plums are ripening. So, we call the rainy season “Plum Rain”.

The rainy season is caused by the collision of a cold wind from the north and a warm wind from the south. Under the front of this collision, the weather is unstable.

It doesn't rain every day during Tsuyu, but we will have various kinds of rain such as light rain, heavy rain, intense downpours and sometimes rainstorms.

In this season, it tends to be very humid. We must take care of mold. And we can't hang the laundry outside. So, many Japanese people dislike this season.

However, we know that the rain that is brought by Tsuyu is very important for having a harvest.

We have some traditional culture to enjoy Tsuyu. For example, some of the traditional architecture such as wooden temples are designed to look more attractive in the rain.
Also, we can enjoy seeing beautiful hydrangeas during the Tsuyu season. It comes in many colors, blue, white, pink and purple. 

There is a Japanese tradition of making dolls with white cloth and hanging them outside of the window. It’s called "Teru Teru Bouzu”.
“Teru Teru Bouzu” literally means "Shine Shine Monk”. People think that Teru Teru Bouzu keep the rain away and bring sunny weather.

At the end of Tsuyu, we can see beautiful fireflies in the night at rivers, rice fields or parks.

I talked about Java community events at JJUG CCC Spring 2018

Last month, I talked about a Java community for first time attendees at JJUG CCC 2018 Spring.

JJUG CCC is a Java community conference organized by Japan Java User Group (Usually, the group is called JJUG).

This is the presentation slide of my session but it is only in Japanese.

www.slideshare.net

I explained why the community activities are important for Java. And I recommended that if they want to increase their knowledge of Java, they should join in our community activities.

In addition, I talked about my experiences with some international Java conferences.

The Oracle Code One (the original name is JavaOne) is the most important Java conference organized by Oracle. The first time I participated in the JavaOne conference was 13 years ago. At that time, I didn't speak English well. However, I was still very much enjoyed the experience.

I remember that John Gage, a startup member of Sun Microsystems, said "Don't be shy!" on the stage of the keynote session. It was an important rule of the JavaOne conference. A lot of Java developer come from all over the world. It is a golden opportunity to discuss, share some know-how, communicate and make friends.

His saying "Don't be shy!" echoes still in my mind.

Last year, I participated in the JBCNConf 2017. It is annual Java community conference in Barcelona, Spain. I was the only one Japanese attendee. I tried to communicate with other participants in my broken English. It required courage. However, John Gage's words whispered in my ear: "Don't be shy!".

About 10 months later, I got a message from a developer who lives in London. We had met in Barcelona. He said that he was comming to Japan to have a session at the JJUG CCC. He remembered JJUG because I introduced him to it. I succeeded in making a friend.

I also introduced JOnsen. JOnsen is an unconference of Java in Japan. There were about 30 participants. Half were Japanese, Half were foreigners. So, the common language was English.

However, an organizer said "JOnsen is the most relaxed unconference". In fact, we were so relaxed. We discussed about not only Java technology but also culture, diversity, education and community. In addition, we also enjoyed some leisure activities such as hiking, drinking and karaoke.

About JOnsen, there is a good entry written by Matthew Gilliard.

Matthew Gilliard's blog || JOnsen 2018

At the end of my session, I called on all attendees to participate in these international conferences. Of course, English is important. But it is just a tool. The most important thing is the mind. We must accross borders and share our knowledge around the world.

英語コミュニティ「en-jp meetup」第12回 参加した話

初心者に優しい英語コミュニティこと「en-jp meetup」の第12回に参加した話です。
en-jp meetup #12 - 2018/04/05(Thu) | en-jp (東京都, 日本) | Meetup

en-jp meetupは、英語を勉強している人のためのミートアップです。自己紹介やLT、懇親会まで含めてすべて英語縛り。ただし、相手の英語や発表内容の評論は禁止で、とにかく積極的に英語を喋ってみようというのが趣旨。なんの問題もなく英語を使いこなしている上級者もいれば、まったく英語には自信がない初心者もいて、ワイワイ英語で話をしている楽しい集まりです。

参加者はIT関係の人が多いですが、LTも含めてテーマの縛りは特になし。私は、前回はねぶた祭りを紹介するLTをやりました。
今回は、仕事でときどき海外(おもにポルトガル)に行っていることについて、どういう経緯でそうなったのかを話させてもらいました。基本的には、以前CLEM (Creators Learning English Meetup)でLTしたものの再演ですが、今回はすべて英語でチャレンジしました。

ポルトガルの話をするのはCLEMも含めて3度目なので、英語でも一応なんとか形にはなったかなとう感じ。

私のスライドは最初に日本語で組み立ててから英語に直すのだけど、それに対して懇親会で、最初から英語で作った方がいいよというアドバイスをもらいました。これはまさにその通りだとわかっていながら、実践には至っていないことです。まだ日本語ベースでないと全体の構成が頭にイメージできないというのが大きな理由です。

スライド作るときって、まず喋りたい内容をばーっと頭に浮かべて、その中から必要なものを取捨選択しながらストーリーを作るので、最初から英語縛りが入っちゃうとイメージを広げる作業そのものが英語力に引っ張られて制限されちゃう。圧倒的なボキャブラリの足りなさが一番の問題だとは思うのだけど。日本語→英語に変換する段階でも、情報量は半分以下に落ちてしまうので、もう少し伝えたいことを直接的に表現できるようになりたいです。

帰り道、渋谷駅の改札で立ち止まっていた外国人観光客の4人組がいたので(自動改札の切符の取り扱いで迷っていたっぽい)、声をかけて、品川に行きたいってことだったのでそのまま一緒に電車に乗りました。イスラエルから来たということだったので、妻が去年行ってすごく良かったと言ってたよーという話をしました。

品川駅別れた直後、今度はスマホ見ながら迷っている外国人がいたので声をかけたら、茅ヶ崎に行きたいということだったので一緒に東海道線に乗りました。ブラジルから来てレストランで働いてるというので、去年サンパウロ行ったよー、お肉がすごく美味しくて感激した、という話をしました。

以前よりは躊躇せずに話しかけられるようになっているので、少しは進歩しているかな。

青森ねぶた祭、全面VR化へ

青森市が、毎年8月に開催している青森ねぶた祭を2020年までに全面VR化する計画を発表しました。

青森ねぶた祭は毎年8月2日から7日の6日間に渡って開催されます。日本最大の夏祭りとも言われ昔から高い人気を集めていますが、それでも近年は観光客の伸び悩みや、踊り手である跳人(はねと)の減少などといった課題を抱えていました。

大型ねぶたを出陣する参加・運行費用の高騰も問題になっています。大型ねぶたの参加団体は22団体ありますが、その参加費用は、ねぶたの制作費も含めて2千万円以上とも言われています。最近では白熱電球の製造停止から、LED電球なども使われるようになり、団体の運営費を圧迫する一因にもなっていました。

そこで青森市では、運営費を抑えつつ、多くの人々に青森ねぶたを体感してもらえるように、祭りそのものを全面的にVR化することを決定したとのことです。企画を提案したA氏は、青森ねぶた祭のVR化について次のように語りました。
「VR化すれば、世界のどこにいても青森ねぶた祭の迫力を味わってもらえる。VRゴーグルを着けることで、遠隔で跳人として参加することもできる。東京オリンピックに向けて、外国人観光客への周知も進めていきたい」

VRねぶたのイメージ
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跳人のVR参加イメージ
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また、青森ねぶた祭とルーツを同じくする弘前市弘前ねぷた祭では、「青森がVRなら弘前プロジェクションマッピングだ」と、対抗して近代化を進める意気込みを見せています。人形型のねぶたを使用する青森ねぶた祭に対して、弘前ねぷた祭で使用するのは扇型の灯篭に絵を描いた扇ねぷたプロジェクションマッピングとの相性は良さそうです。

AndroidにおけるJava API使用の何がフェアユースではなかったのか

昨日の話の続きです。
nebuta.hatenablog.jp

Google翻訳に頼りながら判決文を眺めてみました。素人だし英語苦手なのでいろいろ誤解してるかもしれませんが、そのときはすみません。判決文の全文は以下に公開されています。
http://www.cafc.uscourts.gov/sites/default/files/opinions-orders/17-1118.Opinion.3-26-2018.1.PDF

前提

ソフトウェアのAPI著作権法の保護対象になるということは、2015年6月に最高裁判決が出ているので、残念なことですがこれはもう確定していました(正確には、2014年5月に控訴審判決が出て、Google最高裁に上告。翌6月に上告が棄却されて確定した)。

今回の争点は、「GoogleAndroidにおいてJava APIを無断流用したことがフェアユースにあたるか否か」です。米国の著作権法上は、フェアユースであれば著作権の侵害には当たりません。そこでフェアユースだとした地裁の判断に対して、Oracleが不服を申し立てたのがこの控訴審です。

4つの争点

フェアユースか否かの判断材料として、今回は以下の4つ要素がおもな争点として取り上げられています(各要素については後述)。

  • Factor 1: the purpose and character of the use, including whether such use is of a commercial nature or is for nonprofit educational purposes
  • Factor 2: the nature of the copyrighted work
  • Factor 3: the amount and substantiality of the portion used in relation to the copyrighted work as a whole
  • Factor 4: the effect of the use upon the potential market for or value of the copyrighted work

この4つのうち、Factor 1と4については"フェアユースではない"方向に、Factor 2については"フェアユースである"方向にそれぞれ有利で、Factor 3については中立的であると判断されています。

On this record, factors one and four weigh heavily against a finding of fair use, while factor two weighs in favor of such a finding and factor three is, at best, neutral. Weighing these factors together, we conclude that Google’s use of the declaring code and SSO of the 37 API packages was not fair as a matter of law.

(p.54)

ただし、Factor 2については"フェアユースバランシング全体に対してそれほど重要ではない"とも記されています。

The Ninth Circuit has recognized, however, that this second factor “typically has not been terribly significant in the overall fair use balancing."

(p.44)

これらを総合的に判断して、AndroidJava API使用については"フェアユースではない"という結論に至ったとのことです。

Factor 1: The Purpose and Character of the Use

簡単に言えば、AndroidJava APIを使っていることが商業的な性質が強いか否か、ということです。Oracleは、GoogleAndroidで莫大な利益を上げているから商業的だと主張していて、GoogleAndroidオープンソースだしGoogleの利益は検索エンジンによるものだからAndroid自体は非商業的だと反論しています。これに対して控訴裁では、商業的か否かはその利益が金銭的であるかどうかや、直接的に得られるものであるかどうかに依存しないので、Androidは商業的であると結論付けています。

それからもうひとつの大きな論点として、"transformative"であるか否かということも挙げられています。transformativeという用語をうまく解釈できなかったのですが、どうやら新しい価値を与えるような使用方法かどうかということのようです。Oracleは、Googleは単にAPIをコピーしただけだからtransformativeではないと主張していて、Googleスマートフォンという新しいプラットフォームを作ることが目的だったと反論しています。

地裁ではGoogleの"transformativeである"という主張は認められて重く評価されたようですが、控訴審にあたっては逆にGoogleの主張が退けられました。根拠としては、スマートフォンといえども同じAPIを同じ目的で使っていることに変わりはないことなどが挙げられています。

この控訴審にあたってOracleは、数千行のOracleJavaコードがAndroidでそのまま使われているという証拠を提出していて、これも地裁の判断を覆す大きな材料になったようです。

Factor 2: Nature of the Copyrighted Work

APIを設計という行為が創造的なものであるかどうか、という争点です。まず、コンピュータソフトウェア自体は、著作権法で保護されるべき対象という前提はすでに確立されています。そして、APIパッケージの宣言コードとSSO(Structure Sequence Organization)が著作権法の保護対象だということはすでに結論が出ています。

その一方で、APIの宣言とSSOの創造性というのは”最小限のもの”であり、APIというのは創造的な側面だけでなく機能的な側面も重要であることから、これを使用することはフェアユースであるというのがGoogle側の主張です。地裁ではこの主張が認められ、控訴審でも肯定的に判断されました。しかし前述のように、それ自体が全体に対してあまり重要ではないとされています。

Factor 3: Amount and Substantiality of the Portion Used

元の著作物の量的および質的な価値はどれくらいのものか、という争点です。これについては、開発者の負担を軽減するために、既存のAPIを流用するという行為がAndroidプラットフォームを作るにあたって重要であったことはGoogleも認めています。

Factor 4: Effect Upon the Potential Market

AndroidOracleが本来持っていたはずの潜在的な市場での価値をどの程度損ねたのか、という争点です。これは、フェアユースの「元の作品の市場性を著しく損なうことがないようなコピーに限定される」という考え方を反映したものだそうです。

Googleは、Oracleがデバイスメーカーではないことや、まだスマートフォン市場を開拓していなかったことなどを挙げて、AndroidOracleの市場を奪ったことはないと主張しており、地裁もそれを認めていました。しかし控訴審では、スマートフォンOracleの"潜在的な"市場であったことは疑いがなく、デバイスメーカーでないことも(自分で作らなくてもライセンス供与などの方法があるので)意味のない主張だという結論が出されました。

結局、APIはコピーしちゃダメなの?

これらの争点のうち、Factor 1/3/4については"Androidの場合"という前提での話であって、別のケースであれば違った判断がくだされる可能性もあるでしょう。要は、フェアユースと言い切るにはGoogleが儲けすぎていて、Oracleが進出して儲けられる可能性を奪ってるよね、という話です。Oracleの主張が認められた形ですね。

一方でFactor 2は、APIの宣言コードとSSOは(著作権法で保護されるべき)創造性を持っているけど、機能的側面も強いからフェアユース性もある、ということを認めています。ただし、それはフェアユースであるか否かを判断する他の要素に強い影響を与えるものではない、ということです。

もともとフェアユースかどうかは個別の事案で判断される性質のものなので、今回の判決だけですべてのケースが決まるというわけではありません。特に今回は、商業活動であるかや、潜在的な市場価値にどれだけ影響を与えたかということが決め手になっているので、この点が非常に大きな意味を持っていると思います。