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2014年出陣ねぶたの下絵の感想 その4

ねぶた

青森ねぶたオフィシャルサイト 2014出陣ねぶた紹介

青森自衛隊ねぶたは、有賀義弘さんによる『十和田湖伝説「南祖坊と八之太郎」』。佐藤伝蔵名人の孫弟子にあたる方です。その有賀さんがこの題材を選んだあたり、今年は相当力が入っているものと思われます。
ちなみに、自衛隊ねぶたは1977年以来現役自衛官のねぶた師が制作しています。それ以前は佐藤伝蔵名人が制作しており、その縁で現役自衛官3名が伝蔵名人に弟子入りし、隊のねぶた制作を担うようになったそうです。その3名というのが工藤寛さん、田中巌さん、木村富美男さん。そしてその後継が有賀さんで、伝蔵名人の直系の流れを汲む大型ねぶたの制作者は今は有賀さんだけです。

ところで、倒産したねぶたの里に展示されてた伝蔵名人作の「南祖坊と八之太郎」は、その後どうなったんでしょうか?

千葉作龍名人は今年も二台。消防第二分団は『那智の滝「文覚と不動明王」』で、ねぶたでは比較的馴染みのある題材ですが、作龍名人本人も昭和51年に作っています。同じ題材、同じ制作者のねぶたが、35年以上経つとどう変わるのか興味深いところです。

サンロード青森の方は『戦国武士華「前田慶次」』で、どうやら青森の大型ねぶたで作られるのは初になるようです。調べてみると、その他の地域では作られたことがあるみたいですね。
作龍名人のねぶたは骨太で重量感があって、見ると安心します。昭和の雰囲気を多分に残しつつ、今風の表現も積極的に取り入れている辺りがすばらしいです。