11月27日、ハリウッド・クリスマスパレードに青森ねぶたが出陣します

2016年11月27日(日)、ロサンゼルスで毎年恒例の「ハリウッド・クリスマスパレード」が開催されますが、去年に引き続いて今年も青森ねぶたが出陣します!

LA ねぶた | ねぶたハリウッド・クリスマス・パレード出陣

今年で85回目を迎えるロサンゼルスの冬の名物イベント「ハリウッド・クリスマス・パレード」が、11月27日に(日)に 行われます。
パレードは、チャイニーズ・シアター、アカデミー賞受賞式が行われるドルビー・シアター、前のレッドーペットからスタートし、サンセット通りまでの約5キロのルートです。
毎年、ハリウッド・セレブ、著名人、マーチング・バンド、巨大なバルーンなどが参加してパレードを盛り上げてくれます。
また今年は「ねぶた」が出陣します。日本の祭りがこのパレードに参加するのは初めてのことです。
「ねぶた」は、リトル東京で8月に開催される二世週祭のグランド・パレードに、2007年から毎年参加しており、この夏に登場した「津軽海峡義経渡海」がハリウッドへ出陣します。
パレードの模様は、全米にTV中継されます。

*1

ハリウッド・クリスマスパレードの公式サイトにも出ています。
Nebuta – The Hollywood Christmas Parade

もともとはLAの日系二世ウィーク祭で行われていた青森ねぶた運行。それが去年、新しく大型ねぶたを製作し、それがハリウッド・クリスマスパレードへの出演につながりました。

去年の出演については、以前本ブログでも紹介しています。
nebuta.hatenablog.jp

使われるねぶたは、去年と同じ竹浪比呂央氏製作の「津軽海峡 義経渡海」です。運行はもちろん現地で活動する「LAねぶた」の方々が担当するわけですが、日本からもお囃子・跳人が応援参戦します。

そしてなんと、私も出ます!LA行きます!

去年のブログで

LAねぶたの場合、単発では終わらせずに、継続して文化を根付かせる努力をしており、本当に素晴らしいことだと思います。いつかは海外のねぶたにも参戦してみたいですね。

なんて書いたのですが、早々に思わぬ機会をいただきました。私も含めて、5人くらい(?)の跳人が日本から駆け付けますよ。

*1:「初めてのことです」とありますが、去年も出ているので初めてではないですね。これ、文章が去年のもののままなんだと思います。

来年のAdobe MAXは10月16日〜20日、場所はラスベガス!

まだ今年のAdobe MAXも終わっていませんが、現地からのレポートによると、来年(2017年)の開催日程は10月16日〜20日で、場所はなんとラスベガスとのことです。ラスベガスでMAXが開催されるのは2006年以来です。

MAXの公式サイトでは、すでに来年分の事前レジストレーションができるようになっています。
https://max.adobe.com/preregister/

「October 16–20, 2017 The Venetian, Las Vegas, NV」とはっきり書かれていますね。例年と同じだとするとMAXは3日間なので、16-17日がプレカンファレンスということでしょうか。The Venetianは今年3月にAdobe Summitが行われたホテルで、どうやら2006年のMAXも同じ場所だったようです。

この事前レジストレーションはあくまでも仮登録で、来年の春頃に通知を送るからそのときに正式登録してね、というものです。2017年4月16日までに事前登録した場合は、参加費が大幅割引の1,095ドルになります。さらに、過去のMAXに参加したことのある人は200ドル引き895ドルになります。事前登録した時点からこの割引価格が保証されるみたいです。
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でも焦らないで。

例年通りであれば、日本から参加する人向けにオフィシャルツアーが組まれるはずです(組まれなかった年もあるので保証はできませんが)。このツアーには、航空券と空港からホテルまでの送迎、ホテル代、そしてMAX参加パスが含まれていて、自分で手配するよりも割安な価格で提供されます。さらに、現地では日本のアドビの方がいろいろとケアをしてくれるので安心です。参加を決めるのはこのツアーの募集を待ってからでも遅くないかも。

「Adobe Sensei」によって、クリエイティビティは人間と人工知能の共同作業のようなものになる、かも

その特徴的な名前からすでに各所で話題になっていますが、アドビシステムズがサンディエゴで開催中のイベント「Adobe MAX 2016」において新しいソリューション「Adobe Sensei」を発表しました。

このAdobe Senseiについて感じたことを勢いに任せて書きます。私はこのAdobe Senseiによって、Creative Cloudは本当の意味でのクラウドサービスとして一皮剥けたのではないかと思っています。

Adobe Senseiとは

Adobe Senseiがどんなものかについて、プレスリリースでは次のように説明されています。

Adobe Senseiのインテリジェントサービスは、マシンラーニング、人工知能(AI)、およびディープラーニング機能を活用し、膨大な数の画像とのマッチング、文書の意味とセンチメントの理解、重要なオーディエンスセグメントを対象とした精度の高いターゲティングなど、エクスペリエンスの提供における複雑な課題に対処します。

簡単に言うと、アドビはツールの利用状況やユーザの行動などに対する膨大な量のデータを蓄積していて、それを機械学習を使って分析してフィードバックすることで、これまでよりももっと精度の高いユーザエクスペリエンスを実現するよ、ということです。

ツールにとって重要なのは、ユーザが実現したい結果を的確に実現するということです。検索にしても、写真の編集にしても、ユーザが望む結果が得られなければ意味がないわけです。そのためには、まず"ユーザは望む結果"を知らなければいけません。アドビの試みは、「デザイナーがどんなときにどんな結果を求めているのか」を、蓄積された膨大なデータと機械学習によって判断することで、ユーザエクスペリエンスの精度を上げようというものです。

Adobe Senseiは特定のツールの名前ではなく、いろんな機能のバックグラウンドで動作する基盤エンジンのようなもので、あらゆるツールやサービスで活用されるとのことです。Adobe Senseiが裏側で活躍することによって、多くの人が望んでいる機能や、面倒だと思っている作業が、劇的にやりやすくなるかもしれません。

Adobe Senseiで何ができるか

Adobe Senseiによってどんなことができるようになるのかについては、石川修一氏による基調講演のレポート記事が非常に分かりやすいです。
面倒な作業は全部Adobe Senseiにおまかせ ― Adobe MAX 2016基調講演レポート // Neuromagic Labs

自分でやろうとするとすごく難しかったり面倒だったりするような作業を、魔法のように一発でやってくれる。我々はこれをAdobe Magicと呼んでいましたが、過去の膨大なデータの分析によってこの魔法がもっともっと強力になるというわけです。

そもそもCreative Cloudのどこが"クラウド"だったのか

話は少し逸れますが、Creative Cloudが最初に発表されたとき、多くの人はこういう感想を抱いたと思います。
「え?それのどこがクラウド?」

Creative Cloudが初めて発表されたのは2012年5月ことですが、当初のCreative Cloudはツール間の連携やコミュニティ機能などがまだ弱く、あくまでも個別のツールの集合体という印象が強いものでした。当時、Mala Sharmaへのインタビューで「"クラウド"としての価値はどんなものになっていくのか」と質問しましたが、「まだコンセプトの段階で、細かいことは決まっていない。これからユーザと共に最適な形を検討していく」というような感じの回答でした。

2014年6月のメジャーアップデートで、モバイル端末のサポート強化やツール間の連携機能の強化が行われました。ここにきて、Creative Cloud自体をひとつの巨大なクリエイティブツールとして利用するという新しいワークフローのコンセプトが明確になったわけです。

2015年6月のメジャーアップデートでは「Creative Sync」が追加されました。これによって、ツールやデバイスを跨いだコンテンツの同期や共有がよりシームレスに行えるようになりました。さらに、「Adobe Stock」が開始されて、Webの巨大なバックグラウンドとCreative Cloudの接続点が明らかになってきました。ほかにも「Creative SDK」が公開されて、Adobeのツールが機能単位で外部のサービスとつながるようにもなりました。

このあたりでようやく"クラウドらしさ"が出てきたような気がします。そこにきてAdobe Senseiです。

3つのクラウドの知見が統合される

アドビのクラウドサービスはCreative Cloudだけではなく、ほかにMarketing CloudとDocument Cloudの2つがあります。機械学習については、Adobe Senseiに先立って、Marketing Cloudのデータサイエンス機能の一環として機械学習を活用できるようになったことが発表されていました

Adobe Senseiはその試みをさらに発展させたものだそうです。そしてAdobe Senseiは、これら3つのクラウドのすべてに組み込まれ、インテリジェントサービスの核として動作しているとのことです。

Adobe SenseiにはAI/マシンラーニングを統合したフレームワークと、Adobe Creative CloudAdobe Document CloudおよびAdobe Marketing Cloudの核となっているインテリジェントサービス群が含まれています。

これは逆に、Adobe Senseiの学習には、3つのクラウドすべての知見を取り込めるという見方もできます(実際にそのようなデータ連携をしているかはわかりませんが)。手元のツールが、インターネット上の膨大な情報によって洗練されていく。なんだかいよいよ"これぞクラウド"という感じがしてきました。

私は以前から、Creative Cloudクラウドを名乗る以上、いずれMarketing CloudやDocument Cloudとの連携されるときがくるだろうと考えていました。Mala Sharmaもその可能性を検討している旨の発言をしています。しかし3つのクラウドは、私が想像していたよりももっと深い位置で繋がるようです。Adobe Senseiによって。

サードパーティAdobe Senseiを活用できる

Adobe Senseiは、アドビのツールやサービス内で利用するだけではなく、サードパーティデベロッパー向けにも提供されるそうです。クラウドで得た知見がクラウドサービスとして提供される、一種のエコシステムが成立します。

Adobe Senseiはアドビのクラウド製品とサービス内での提供に加え、アドビのデベロッパー向けプラットフォームであるAdobe.io経由でAPIとしてパートナーとデベロッパーに提供します。デベロッパーとシステムインテグレーターはこれにより、まったく新しいタイプのアプリケーションやソリューションを顧客向けに構築できるようになります。

Sneak PeeksでもAdobe Sensei大活躍

ちょうど先ほど、アドビが開発中の新技術を先行してチラ見せする「Sneak Peeks」のセッションが終わったところです。今年もアドビマジック満載だったようですが、その中にもAdobe Senseiを活用して実現しているらしきものが見られました。Adobe Senseiは、今後確実にアドビマジックの進化を加速させていくように思えます。

クリエイティブな仕事というのは、機械学習が最も苦手とする分野です。しかし、クリエイティビティを発揮するためのツールは、機械学習によってより高機能で洗練されたものにできる、ということをAdobe Senseiが実証してくれそうです。そうだとすると、これからのクリエイティビティは、人間と人工知能の共同作業のようなものになるのかもしれません。



この記事、写真とかまったく無いので、代わりにJason Levine先生の「Gather The Crowd - Creative Cloud」の動画を貼っておきますね。
youtu.be

葛西工ねぶた祭、11月5日(土)に江戸川区一之江にて開催

2016年11月5日(土)、東京都江戸川区一之江にある都立葛西工業高校において、「一之江イルミネーションフェスティバル in 葛西工ねぶた祭」が開催されます。

これは葛西工業高校の文化祭の出し物として始められ、去年よりねぶた運行だけが独立して「一之江イルミネーションフェスティバル」のイベントとして開催されるようになったものです。同校で製作された人形ねぶたや扇ねぶたが出陣し、葛西工業の生徒および首都圏青森ねぶた囃子会による囃子演奏とともに町内を練り歩きます。もちろん跳人も出ますよ。

当日のスケジュールは以下の通りです。

15:00 ねぶた運行開始(葛西工業高校正門より)
15:40 一之江駅西口ロータリー入場
17:00 点灯式、運行再開
18:30 ねぶた運行終了

そのほか、運行コース等の詳細は下記サイトを参照してください。
東京都立葛西工業高等学校 -行事- <Tokyo Metropolitan Kasai Technical High School>

11月5日・6日、浅草にて「弘前ねぷた 浅草まつり」が開催されます

2016年11月5日と6日の2日間、東京都浅草で「弘前ねぷた 浅草まつり」が開催され、弘前ねぷたの運行が行われます。このお祭りは通称「浅草ねぷた」と呼ばれており、2011年にはじまって今年で6回目を迎えます。

運行の詳細は下記を参照してください。
弘前市首都圏キャンペーン実行委員会

運行は各日下記の2回。それぞれコースが違うので注意。

  1. 13時00分出発
  2. 16時30分出発

弘前市の組ねぷた(人形ねぷた)2台と担ぎ扇ねぷたねぷた囃子が出陣するそうです。また、弘前市の物産やりんごなどの販売も行われる予定です。

また、ねぷた運行への参加者も募集中となっています。興味がある人は上記公式サイトの<お問い合わせフォーム>から連絡してくださいとのことです。

"青森ねぶた"ではなく"弘前ねぷた"ですから、勘違いしないように気をつけてくださいね。

クリエイターの祭典「Adobe MAX 2016」 サンディエゴで間もなく開催

今年も「Adobe MAX」の時期がやってきました。Adobe MAXは、Adobe Systems社が主催するクリエイターのためのカンファレンスで、今年はカリフォルニア州サンディエゴにて開催されます。開催期間は現地時間で11月2日から4日の3日間です。
max.adobe.com


私は今年は不参加なので、日本からの視聴組です。初日・2日目のKeynoteはストリーミング放送が予定されているので、それぞれオンラインでライブ視聴することが可能です。下記のページでライブ視聴の参加登録を受け付けています。
https://max.adobe.com/sessions/max-online/sign-up/?sdid=599F8S4S&mv=other

サンディエゴ(11月6日までサマータイム中)と日本は16時間の時差があるので、Keynoteの開催時間は日本時間にすると次のようになります。

  • 初日のKeynote - 11月3日(木)の午前1時30分から3時30分
  • 2日目のKeynote - 11月4日(金)の午前2時から3時30分

これ以外にも、Twitterやブログなどを通して、日本からの参加者のリアルタイムなレポートが見られると思います。Creative Stationの次の記事では、日本から参加して現地の情報を伝えるインフルエンサーが紹介されています。
要注目!もうすぐ開催の「Adobe MAX 2016」で 最新情報を伝えるインフルエンサーたち | Adobe Creative Station

そのほか、MAXの常連参加者であるICS代表の池田さんが、フォローしておくべきTwitterアカウントをまとめてくれています。
開催直前! Adobe MAX 2016で最新情報を伝えるMAX野郎たち | ClockMaker Blog

「MAX野郎」というのはAdobe MAXへの日本からの参加者を指していて、日本人によるAdobe MAXの情報はTwitterハッシュタグ #MAX野郎 でツイートされることになっているようです。SNSへの投稿をまとめたタグボードも用意されています。
#MAX野郎 on Tagboard

なお、公式ハッシュタグ#AdobeMAX ですが、こちらは日本人だけでなく各国のツイートが全て含まれています。なお #maxjp は日本のイベントで使用するため、米国のAdobeMAXのレポート用には使わないことになったそうです。

【ポルトガル】プリペイドSIMの料金体系 MEO編(2016年10月)

ポルトガルプリペイドSIM事情についての続きです。ポルトガルではVodafone、MEO、NOSというのが携帯電話網の三大キャリアになってます。そのうち、VodafoneプリペイドSIMに関してはこのエントリーに書きました。

9月の滞在時にVodafoneがいろいろダメだったので、途中からMEOのプリペイドSIMを導入しました。

MEOのプリペイドSIMの料金体系は下記のページに記載されています。
https://www.meo.pt/internet/internet-movel/tarifarios/pc-tablet/pos-pagos

Telemóvelというのが携帯電話のことで、「Telemóvel com opção de partilha」は音声通話+データ通信、「PC ou Tablet」というのがデータ通信のみだと読み替えていいです(PC ou Tabletとなっていますが、スマフォでも使えます)。「Pós-Pagos」が後払い(月払い)、「Pré-Pagos」がプリペイドです。
つまり、「PC ou Tablet」の「Pré-Pagos」の箇所が、データ通信のみのプリペイドSIM用のプランということになります。

で、見ればわかるのですが、このカテゴリーには30GB/15日間で15ユーロというプランしかありません。金額はカード代も含まれています。実に分かりやすい。

このSIMカードは街中のMEOショップか、提携携帯電話ショップで売っています。私が行ったショップは英語が通じなかったのですが、「メオ、プレパゴス、シムカルタオ、ポルファボール」(MEO、プリペイドSIMカード、お願い)と言ったら通じました。

こんな感じのパッケージになっていて、3サイズ全てに対応します。PINコードはカードの裏面に書いてあります。パッケージには5日間/7日間というプランが書いてありますが、これは今は無いみたいです。
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APN設定は以下の通り。でも設定しなくても通じました。

  • APN: internet
  • ユーザID: (なし)
  • パスワード: (なし)

なお、再チャージの方法はどこにも書かれていないので分かりません。このプランだと再チャージはできないのかも。
私は9月の滞在時と10月の滞在時にそれぞれこのMEOのSIMを買いましたが、10GBを超えても問題なく使えました。料金的にも安いので、チャージしなくてもいい環境(15日以内の滞在とか、MEOショップが近くにあるとか)であればVodafoneよりMEOの方がおすすめです。