8月3日(水)、津軽笛の会が今年も「ねぷた囃子で大合奏!」を開催

弘前ねぷた祭のねぷた囃子を大人数で大合奏しようという企画「ねぷた囃子で大合奏!」を、去年に引き続いて今年も8月3日(水)に開催するそうです。
ねぷた囃子で大合奏2016 | イベント情報 | 津軽笛の会

日  時: 2016年8月3日(水)18:10集合・18:45までの時間帯で5分間の演奏
場  所: 桜大通り
内  容: 桜大通りに集まり、弘前ねぷた囃子の行進を約5分間演奏

ねぷた囃子を演奏できる人であれば、団体に関係なく誰でも参加できるそうです。一般観客の参加も歓迎とのこと。

ねぷた囃子は、2011年に横笛合同演奏者数のギネス記録を樹立しています。このときの演奏者数は3742人とのことで、それはもう物凄い迫力だったとのことです。「ねぷた囃子で大合奏!」は、このときの感動を忘れないようにということで始まった企画だそうです。

弘前ねぷた囃子のギネス記録挑戦のときの動画(演奏は2:40くらいから)
www.youtube.com

ちなみに青森ねぶた囃子は2010年にこのギネスにチャレンジして、約2320人の演奏者で当時の世界記録を塗り替えました(上の動画で言っている「現在の記録」っていうのがそれですよ。そして翌年に弘前ねぷた囃子に抜かれたというわけです)。青森ねぶた囃子のときにはなぜか私も現場にいて、大人数での演奏がこんなにも迫力のあるものかと実感させられたものでした。

青森ねぶた囃子のギネス記録挑戦のときの動画
www.youtube.com

貼っておいて何ですが、動画では全然迫力が伝わりませんね。

今回は記録とは関係のない企画ではありますが、去年も大盛況だったとのことなので、今年も迫力ある演奏が楽しめるのではないでしょうか。3日に弘前ねぷた祭に行かれる方は、運行前の桜大通りにも注目ですよ。

「柏まつり」は今週末開催 ねぶた運行は土日とも17時から

以前お伝えしたように、千葉県柏市の「柏まつり」は、今年は7月30日(土)と31日(日)の開催です。つまり明日と明後日です。
柏まつり | 柏商工会議所

柏まつりの両日のフィナーレを飾るのは「柏ねぶたパレード」です。このねぶたパレードに出陣する3台の中型ねぶたは、青森の第五代ねぶた名人・千葉作龍氏が制作したもので、この柏まつりでしか目にすることができません。お囃子は柏市に拠点を置く「柏侫武多会」が担当します。

ねぶたの運行時間などは、下のリンク先の6月25日のエントリ「柏ねぶた開催時間」のところに詳しく書かれています。
http://www.kashiwanebuta.jp/?m=2015

西口ステージ前での運行時間
 7月30日(土) 17:30~18:50
 7月31日(日) 17:30~18:50  と両日とも同じ時間です。
運行全体では両日とも「東葛通りスタート地点を17:00に出発」
「ステージ及びあさひふれあい通り・西口本通りの運行を17:30~18:50」
「18:50~髙島屋フラワー通りと柏一小通りへ運行」
「クレストホテル前到着(合流)は19:20頃」
「ねぶた小屋到着は19:55の予定」です。

ちょっと分かりづらい書き方ですが、要するにスタートは17:00で、駅前広場に到達するのが17:30頃、終了(跳人の解散)が19:45ということのようですね。

一般参加の跳人も募集されています。集合時間や更衣室の場所など、詳しいことは上のリンク先を参照してください。

青函DCのねぶた囃子・跳人実演、7月30日・31日は国立駅と武蔵境駅

このブログでも再三に渡って告知とレポートを行ってきた「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」(青函DC)による青森ねぶたのお囃子・跳人実演、7月30日と31日がラストになります。場所は国立駅武蔵境駅です。
http://www.nonowa.co.jp/kunitachi/news/pdf/5_nonowa_A4_0715new.pdf

国立駅
7月30日(土):14:00〜14:30、15:30〜16:00
7月31日(日):11:00〜11:30、15:30〜16:00
武蔵境駅
7月31日(日):14:00〜14:30

なんと、両駅合わせて合計5回の実演になります。津軽三味線の演奏もあります。
そのほか、ねぶたの和紙を使ったランプシェードや跳人の腰紐鈴を作成するワークショップも行われるとのことです。

国立駅には、先日まで日暮里駅に展示されていた「北天の炎 阿弖流為」が設置されています。
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また、武蔵境駅東小金井駅には6月に国立駅のイベントで使われたねぶたの面が飾られています。
エキュート立川/ecute Tachikawa - タイムライン | Facebook

青森の本番を前にした怒涛のPRイベントラッシュもこれでひと段落です。近くにお越しの方はぜひお立ち寄りください。

青函DCのねぶたイベントについては、以前のエントリーもご覧ください。
nebuta.hatenablog.jp
nebuta.hatenablog.jp
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巷で話題の「かわるビジネスリュック」と、ホグロフスの「Corker Large」を比べてみた

巷で話題沸騰、スーパーコンシューマー発の「かわるビジネスリュック」。7月27日に発売されたので早速買いました。
かわるビジネスリュック - SUPER CLASSIC

もともと私はリュック派で、スーツのときでももちろんリュック。「理想のリュック」と聞いて気にならないはずがありません。そんなわけで制作秘話を読んでいたら、第2回の記事でコグレさんが語っている理想が、私の理想とかなり近いことが分かり、その頃から発売を心待ちにしていました。

私が普段使いのリュックに求める条件は以下のような感じ。

  • 横からアクセスできる(リュックを降ろさなくても小物が取り出せる)
  • 肩紐がしっかりしてる
  • スーツでも違和感がないデザイン
  • そこそこ容量がある(13インチPCと一眼レフを一緒に入れたい)

この条件をクリアした上で、これこそはと思ってこれまで愛用していたのがホグロフスの「Corker」です。

最初はMサイズを使っていて(当時はまだLサイズが無かった)、Lサイズに買い替え、それも壊れてLサイズをもう一度買いなおしたので、現在3代目になります。そこでこれまで愛用していたCorler Largeと、新しく買ったかわるビジネスリュックを比較してみました。

まずは2つ並べた写真。大きさはほぼ同じですが、Corkerの方が全体に丸みがあるためか、かわるビジネスリュックの方が若干大きく見えます。ちなみに、どちらも縦にも横にも自立します。重さはCorkerが910g、かわるビジネスリュックが980gなので、ほんの少しCorkerの方が軽いです。
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厚みはほぼ同じ。Corkerの方が背中のカーブがハッキリとしています。
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背中部分。ホグログスはさすがアウトドアメーカーという感じで、背負い心地については文句なしに良いです。かわるビジネスリュックも背負い心地については相当研究したという話なので期待しています(まだ実践投入していないので)。あと、かわるビジネスリュックはスーツケース用のベルトが付いているのは地味に嬉しいですね。
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Corkerは両側にチャックが付いていて、向かって右側がメイン気室、左側はポケットです。この構造だと、リュックを降ろさなくても右肩の紐を掛けたままメイン気室にアクセスできます。メイン気室の口はこれだけで、上からはアクセスできません。
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一方、かわるビジネスリュックの場合、メイン気室は背中の板がガバッと開くスタイルになっています。後ろの部分ではなく、背中部分が開くんです。この構造は斬新ですね。
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そして、一番のウリであるコアポケット。横からのアクセスです。メイン気室は置いて使うことを前提にフルアクセスにして、よく使うものだけをコアポケットに。割り切った使い分けがポイントです。
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Corkerはメイン気室にPCスリーブが付属しています。写真は13インチMacBook Proですが、15インチも余裕で入ります。
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ただ私はこのスリーブは使わずに、インナーケースにケーブル類と一緒に入れて仕舞っていました。Corker LargeのPCスリーブは13インチ MacBook Proには少し大き過ぎて隙間ができてしまうためです。
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かわるビジネスリュックのPCポケットは外側に付いています。メイン気室を開けなくても出し入れできるというのはポイントが高いです。Corkerだと、荷物を一杯に詰めているとPCが取り出しにくい(他のものがこぼれちゃう)という問題がありました。
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一方で、PCが外側に晒されているので対衝撃性などが気になります。リュック背負ったまま後ろに寄りかかったりはできないでしょうね(Corkerは荷物がクッションになるのである程度は大丈夫でした)。もっとも、PCポケットは結構大きいので、13インチであればインナーケースごと入れちゃえます。クッション性の高いケースを使えば多少は安心できそうです。
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メイン気室にPCを入れる場合には、蓋の部分の書類ケースがPCスリーブとして使えます。蓋を完全に開かなくても出し入れできるので、ビジネスバッグみたいな使い方が可能です。ただ、これだと蓋をフルオープンするときは邪魔ですね。移動シーンによってPCを収納する場所を使い分けるような感じになりそうです。
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Corkerはトップ部分に大型ポケットが付いています。ここはガバっと大きく開いて便利なので、小物はここに入れています。
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かわるビジネスリュックの場合、外ポケットが同じ役割を果たしそうです。外ポケットも横アクセスなので、降ろさなくても中の物を取り出すことができました。
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あと細かい部分ですが、ファスナーの引き手に南京錠が付けられるように穴が空いているのは個人的にポイントが高いです。
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最後に、すっごく些細な気になる点をひとつ。貴重品ポケットのチャックの端には鍵を付けられるようにD環が付いているのですが、これがコアポケットのチャックと干渉して引っかかるんです。コアポケットのアクセス頻度を考えるとストレスになりそう。D環を縦に接着して固定しちゃえばいいんですが。
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断っておきますが、Corkerは本当にいいリュックで、今でもほとんど不満は無いんです。ただもう6年くらいこれしか使っていないので、代わりになるようなものはないかなあと思っていたところでした。欲を言えば、もうほんの少しだけ容量が欲しかった。

かわるビジネスリュックに今と同じ荷物を収納してみたところ、ひとまずバッチリ収めることができました。仕事帰りにスポーツジムに寄るときは水着+着替え+靴を持つので、Corkerだとどうしても靴が入りきらなかったんですが、かわるビジネスリュックではそれも含めて全て収まりました。その上で、PCはPCポケットに入れられるので、メイン気室が満杯でもあまり気になりませんでした。

リュックなので実際にしばらく使ってみないことには本当の評価はできませんが、ファーストインプレッションは非常に良い感じです。触っていて楽しくなりました。

発売後数日にしてすでに在庫が無くなりつつあるようです。売り切れたら次の入荷は11月頃との話なので、気になる方は早めにチェックした方が良さそうですよ。

2016年度今別荒馬まつりの運行予定

今別荒馬まつりの今年度の運行予定が公開されています。

◎ 今別ねぶた実行委員会 今年の運行予定
荒馬ブログ2 今別ねぶた実行委員会 今年の運行予定

8月5日(金):合同運行(18:00~今別駐在所発)
8月6日(土):実行委員会運行(17:00~開発センター発)
8月7日(日):実行委員会運行(08:00~神社前発)

例年、合同運行は8月4日に行われていましたが、今年は6日なので注意してください。

以前のエントリーに書いた内容とかぶりますが、今別町には今別荒馬、大川平荒馬、二股荒馬など、地区ごとの荒馬が継承されていて、いずれも青森県の無形民俗文化財に指定されています。現在年次イベントとして残っているのはそのうちの今別荒馬と大川平荒馬の2つで、それぞれ独立したお祭りになっていますが、合同運行日のみこの両方が同時に運行されます。実行委員会運行というのは今別荒馬の単独での運行です。

今別荒馬まつりでは、荒馬おどりとねぶた運行が同時に行われます。出陣するねぶたは人形ねぶたで、今年の下絵は下記ブログ記事の下の方に掲載されています。『五条大橋 運命の出会い』源義経と弁慶が出会うシーンですね。
荒馬ブログ2 小屋開きが終了しました。

跳人は、荒馬の踊り手を囲むようにサークルになって、荒馬のお囃子に合わせて跳ねます。衣装は青森市の跳人と同じ(着付けは若干違います。女性の着付けに近い)で、掛け声も「ラッセーラー」ですが、跳ね方は大きく違います。一番大きな違いは、うちわではなく扇子を使うところでしょうか。右手で扇子を翻しながら軽快に跳ねます。勇壮というよりは、優雅という方がしっくりくる感じです。

今別荒馬の跳人も、青森市のそれとはまた違った魅力があっていいものですよ。北海道新幹線奥津軽いまべつ駅が開通してこれまでよりも行き易くなったので、興味のある方はちょっと足を伸ばしてみるのもいいのではないでしょうか。

青森ねぶた祭サマーキャンプ場への青森駅からの行き方

青森ねぶた祭の公式サイトにも載っているのですが、青森市ではねぶた祭の開催期間中にのみ、参加者および観光客のための無料のキャンプ場を設営しています。
サマーキャンプ場 - 青森ねぶた祭

開設期間:8月1日~8月8日(毎年)
開設場所:フェリー埠頭向かい
使用料:無料
キャンプ場設備:仮設トイレ、仮設流し台、仮設ゴミ箱

キャンプ場とは言っても、広めの敷地の草を刈って、仮設の水道とトイレ、ゴミ箱を設置しただけの簡単なもので、予約等は一切不要です。今回はこのキャンプ場への青森駅からの行き方を紹介します。

なお、このサマーキャンプ場の成り立ちなどについては下記のエントリーを参考にしてください。
nebuta.hatenablog.jp

バイク・車・自転車・徒歩

青森駅西口から2.5〜3km程度です。公式サイトの地図を参考にしてください。
バイク、車は駐輪・駐車スペースがあります。自転車は敷地内に持ち込むことができます。

青森市営バス

市営バスで近くまで行くことができます。
青森駅前(6番乗り場)または古川(2番乗り場)のバス停で「野木和団地・後潟線」に乗り、「新町」またはその次の「木材港前」で下車して徒歩5分弱です。
https://www.city.aomori.aomori.jp/koutsu/jikokuhyou.html
新町の場合は進行方向に、木材港前の場合は逆方向に向かうと、マエダストアが見えてくるので、その隣がキャンプ場になります。マエダストアの駐車場の横にキャンプサイトに抜ける通路があります。

終バスは平日が21:45、土日祝が21:22です(青森駅前の場合)。ねぶたの運行が21時までなのでギリギリ間に合いそうですが、会場から駅方向に戻るのには混雑で時間がかかるので注意が必要です。また、交通規制があるので駅前ではなく古川から乗る必要があります。
https://www.city.aomori.aomori.jp/koutsu/jikokuhyou/top20151001/documents/1_6.pdf

あおもりシャトルdeルートバス(ねぶたん号)

コミュニティバス「ねぶたん号」に、フェリーターミナルに停まるルートがあります。
あおもりシャトルdeルートバス<ねぶたん号>
青森駅前からフェリーターミナルに向かうのはコース2かコース3、またはコース5です。また、コース1かコース4を使って新幹線の新青森駅から直接フェリーターミナルに行くこともできます。
いずれにせよ、昼間しか運行しておらず、本数も少ないので注意しましょう。

タクシー

「サマーキャンプ場」と言っても通じないと思うので、「マエダストア沖館店」と伝えるのが確実です。
なお、ねぶたの運行終了後はなかなかタクシーがつかまらないと思うので注意してください。

エキュート上野駅・品川駅に響き渡るねぶた囃子と「ラッセーラー」の声

先週のエントリーとほとんど同じタイトルですが、今度は上野駅と品川駅です。

JRが青森県や北海道などと共同で実施している「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」(青函DC)に合わせて、東京都内のエキュートにおいてねぶた本体の展示やお囃子・跳人の実演が行われています。
nebuta.hatenablog.jp

7月23日(土)には、上野駅と東京駅のそれぞれで青森ねぶた囃子・跳人、そして津軽三味線の実演が行われました。また、品川駅には同日まで小型のねぶた本体が展示されていました。

まずは上野駅。若干スペースは狭かったものの、たくさんのお客さんが足を止めて見てくれました。
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YouTubeに動画がアップされてます。
www.youtube.com
www.youtube.com

記念撮影。
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品川駅には京野和鴻さん制作のねぶた「地捷星 花項虎龔旺」(かこうこきょうおう)が展示されていました。
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龔旺は水滸伝の登場人物ですね。投げ槍を武器として使う豪傑です。京野さんは青森市でも大型ねぶたを制作しているねぶた師で、特徴的な筆使いで表現される躍動感が特徴です。このねぶたも小さいながらも躍動感があっていいですね。

東京ねぶた連合會囃子方のみなさんです。
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津軽三味線奏者・澤田壽仁さんによる演奏もありました。
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マスコットキャラ「いくべぇ」星バージョンも来ていました。
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びゅうプラザの前で集合写真。
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相変わらず手持ちの写真が少なくてすみません。
当日の様子は、東京ねぶた連合會の公式ブログにも掲載されると思うので、公開されたら追記しますね。

次回は7月30日(土)・31日(日)、国立駅です。

おまけ。改札を通ってねぶたを移動しました。
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