より良いウェブ記事ににするための15のルール
onextrapixelにて、「Writing Web Content: The Top 15 Rules for Better Copy」というタイトルで、ウェブに載せるための記事を書くための15のTipsが紹介されています。
Writing Web Content: The Top 15 Rules for Better Copy
ほんの少し気をつけるだけで記事の読みやすさは格段に違ってきます。非常に基礎的な内容であり、一部に英語特有の項目も含まれていますが、十分に参考になるものだと思います。以下、その概要です。
- 段落を短くする
- それぞれに分かりやすい見出しを付ける
- 段落は左詰めで書く
- 小説などで使われるような文頭のインデントは行わない
- 中身のないコンテンツを書かない
- 読者にとって有益なものを提供するよう意識する
- フィードバックを歓迎する
- コメントを有効に、それに積極的に応じること
- スパムが心配な場合には、スパムフィルターを使うか、コメントを承認制にする
- 句読点は控えめにする
- 代わりにセンテンスを短くまとめることで読みやすくする
- 自然な流れで文章を構成する
- 関連画像を掲載する
- ただし多用はかえって読者を混乱させるので、使う画像は厳選すること
- ハイパーリンクを付ける
- 読者が付加的な情報にアクセスするのを手助けする
- 対象の読者を明確にする
- 読者がどんな情報を望んでいるのかを把握する
- “Its”と“It’s”を正しく使い分ける
- 前者は所有代名詞で、後者は"It is"の略
- “Then”を“Than”と間違えない
- 前者は「そして」などの文章の接続に使われるもの、後者は「〜よりも」などの比較に使われるもの
- スペルチェックと構成を実施する
- 自動でのスペルチェッカーは必須ツールだが、同時に手動でのチェックも怠らないこと
- “There”と “They’re”、“Their”の使い分けに気をつける
- 場所を示す"There"、"They are"の省略形である"They're"、所有を表す"Their"
- 専門家以外にも理解できる文章にする(Write at a 3rd Grade Level)
- 専門用語には解説を付ける
- FBI(Federal Bureau of Investigation)のように、略語には正確な記述を付ける
- 見出しは適切にフォーマットする
- 見出しと本文の区別を明確にする
- 単に単語の大文字にするだけでなく、見出し用のフォーマットを決める(必ず動詞で始める、など)
- 主張のトーンを一環させる(Use the Same “Voice”)*1
- どのような主張であれ一環させて、コロコロと変えたりしない
9,10,12は、ネイティブでも誤用が多いのでしょうか。日本語の場合でも、副詞や接続詞の使い間違いや、単語の誤用などによって文章の意味が大きく変わってしまうことがよくあるので、その辺りへの注意が必要だということですね。
*1:ここでいう"Voice"の意味については次のように説明されています。Basically, your voice is the way you write, or how your tone comes across in your writing.