FreeBSD 7.xにプロセスの特権増大が可能な脆弱性

FreeBSD 7.xに対して、プロセスの特権増大の危険性に対するセキュリティアドバイザリが出されています。
http://security.freebsd.org/advisories/FreeBSD-SA-09:06.ktimer.asc
これはプロプロセス・タイマーを利用するプロセスが、使用するタイマーを指定するために使用する整数が適切にチェックされていないことが原因で、カーネルメモリの任意の場所を書き換えることが可能になるとのこと。この脆弱性によってプロセスのユーザIDを(rootなどに)変更したり、jailからエスケープしたり、セキュリティメカニズムを回避したりといったことができてしまうそうです。
対策としては、7-STABLEかまたはRELENG_7_1/RELENG_7_0の最新のブランチにアップデートするか、公開されているパッチを適用する方法が挙げられています。