水泳が苦手で嫌いだったことをなぜか忘れていた

最近、運動不足解消のためにと近所のプールに行き始めました。まともに泳いだのは中学の水泳の授業以来なので、実に20年ぶりくらいです。
それで、自分が泳ぐのが苦手で、水泳の授業が嫌いだったことを思い出しました。なぜかすっかり忘れていて、自分は泳げるものだと思い込んでました。

私の通っていた小学校はなぜか水泳の授業にすごく力を入れていて、夏の間はひたすら泳ぎまくっていた記憶があります。学校の水泳だと、帽子にマークとか付けたりするじゃないですか?何メートル泳げたら帽子にライン1本、とか。

うちの学校にもその制度があって、しかも学年別にノルマが設定されてました。夏休みに入る時点で合格していないと、休み中に呼び出されて、合格するまでひたすら補習を受けさせられるわけです。
6年生の時点でのノルマがこんな感じでした。25mプールですが、ターンでも足を付いたらアウトです。

  • クロール200m
  • 平泳ぎ300m
  • 背泳ぎ100m
  • 潜水15m

私はとにかくクロールが苦手で、きっちり補習を受けさせられた挙句、合格できたのは学年でビリから2番目でした。

授業以外にも、放課後とか夏休みに「自由プール」ってありますよね。あれが日曜以外はほぼ毎日あって、夏休みとかは毎日4時間くらい泳げました。もっとも、これはプールで友達と遊ぶだけなので好きだったし、親が休むのを許さなかったのでほぼ皆勤でした。

そして授業や自由プールとは別に、「水泳特訓」という名前の課外活動がありました。これは希望者だけが参加すればいいんですが、うちは親の方針で毎年強制的に参加させられていたんですね。

この水泳特訓は授業よりも厳しくて、もうひたすら泳がされます。「今日はトータルでクロール2キロ、平2キロ、バック1キロ泳ぐぞ」とか言われてね。スイミングスクールじゃなくて、学校ですからね。ときどき記録会とかいってタイム計るんですが、100mとか泳ぎ切るだけでも精一杯なのに、タイムなんてアホかって感じでしたね。

そんな感じで毎日毎日体がふやけるくらいプールに浸かってたおかげで、苦手とは言いつつも人並みに泳げるようにはなったのでした。20年ぶりでも、不格好ながらそれなりに泳げるのは、当時みっちりと体に泳ぎ方を覚え込まされたおかげだと思います。感謝。