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青森ねぶた祭 2016年出陣ねぶたの感想 その2(北村隆さん、北村麻子さん)

ねぶた

今年の青森ねぶた祭に出陣した大型ねぶた22台の個人的な感想を書いていきます。下絵と題材の解説はリンク先でご覧下さい。

第二弾は優秀制作者賞を受賞した北村隆名人と、その娘で同じく優秀制作者賞の北村麻子さん。

ヤマト運輸ねぶた実行委員会「俵籐太と竜神」制作者:北村隆

ヤマト運輸ねぶた実行委員会 - 青森ねぶた祭

知事賞を獲ったヤマト運輸のねぶたです。モデルは平将門を討ったとされる藤原秀郷ですが、龍神一族を助けたという伝説から、竜宮を邂逅の場面として描いています。下絵の華やかさに対して、実物ではねぶた特有の重厚さが感じられる点が面白いです。亀や魚など、竜宮を表現する数多くの要素がすべて収まっているあたりが見事ですね。龍神の娘が後ろからちらっと覗いているあたりが、隆さんらしい表現だなと思いました。

に組・東芝「纏の唐獅子牡丹」 制作者:北村隆

に組・東芝 - 青森ねぶた祭

これは個人的に好きなねぶたのひとつです。纏を担いだ火消しと、百獣の王である唐獅子という、単純ながら力強い構成が魅力的です。黒い刺青と青い獅子の間に、赤い纏が翻っているという色使いも巧みですね。これも下絵と実物との印象が全く異なるねぶたです。
纏のねぶたは過去にも登場していますが、馬簾が翻っている様子がダイナミックなので気に入っています。ちょっと前に、に組・東芝と板金組合でそれぞれ纏が登場した年があって強く記憶に残っていたのですが、調べてみたら2009年なのでもう7年も経っていました。

青森山田学園「樊城の戦い」 制作者:北村隆

青森山田学園 - 青森ねぶた祭

樊城の戦いはねぶたでは定番のテーマですね。写真の角度が悪いので分かり辛いですが、周倉龐徳を持ち上げてひっくり返している荒々しいシーンです。右上のある2つの丸いのが足の裏です。なんというダイナミックな表現かと驚きます。

青森市民ねぶた実行委員会「陰陽師、妖怪退治」 制作者:北村麻子

あおもり市民ねぶた実行委員会 - 青森ねぶた祭

麻子さんのねぶたは独特ですね。これも写真の角度が悪くて見え辛いのですが、鬼の顔は間近で見るかなり大きくて迫力があるんです。それなのに、小鬼の表情の効果もあって、全体としては非常に愛嬌のあるねぶたとしてまとまっています。色使いも巧みですね。どこか印象に残るねぶたです。
送りがまた可愛らしいんですよ。
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