Adobe, 次期Dreamweaverのβ版を公開 コードエディタがBracketsベースに
Adobe Systemsが次期Web制作ツールのベータ版である「Adobe Dreamweaver CC (2017 Beta)」を公開しています。
公開されたDreamweaverのベータ版は下記のサイトからダウンロードできます(Adobe IDでのログインが必要です)。
https://www.adobeprerelease.com/beta/9EB451B5-D2E8-46E5-AFA2-78C85442FFA2
主な変更点としては、次のような機能が挙げられています。
- モダンな軽量コードエディタ:軽量コードエディタのBracketsが正式に統合され、Brackets由来の様々な便利機能が使えるようになった。
- モダンUI:他のアドビ製品と同様のダークテーマが採用された。
- CSSプリプロセッサのサポート:Dreamweaver上でSass/LESSのコンパイルを行える。
- ファイル/スニペット/出力パネル等のユーザビリティの向上
- クラッシュリカバリ機能:クラッシュ時に編集していたファイルの自動リカバリが可能になった。
- マルチカーソルサポート:ドキュメント内の複数箇所を同時に選択して編集できる。
その他、次のの記事も参考にしてください。
完全に生まれ変わる次世代 Dreamweaver ベータ版を先行公開 ー コードエディター刷新、ダークUI、Sass/LESS対応 | Adobe Creative Station
Bracketsの統合は今回のアップデートの目玉と言ってもいいでしょう。BracketsはWebのコーディングに特化してチューニングされているため、開発者の作業効率に大きな変化をもたらすものと思われます。この統合は以前より予告されていたもので、先日Brackets v1.7がリリースされた際にも、次期Dreamweaverのパブリックベータ版を近日中にリリースすることが伝えられていました。
nebuta.hatenablog.jp
なお、次期Dreamweaverのリリース後も、Bracketsは引き続きオープンソースで提供されるとのことです。Brackets単体であれば、Creative Cloudライセンスが無くても利用できます。
Brackets - A modern, open source code editor that understands web design.