Adobe Capture CCでオリジナルTシャツを作りました

アドビシステムズがモバイルアプリ「Adobe Capture CC」を使ってTシャツを作るキャンペーン「キャプTつくろうキャンペーン」を実施しています。テーマは「街の風景」で、スマフォで撮影した街の風景をCapture CCを使ってベクター画像にして投稿し、当選すると投稿作品をプリントしたTシャツがもらえるというもの。

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Tシャツへの転写プリントについては、沖データさんがプリンタ・トナーを提供するそうです。今回、キャンペーンのための準備作業に特別に同行させていただき、一足先にオリジナルの「キャプT」を作ってもらってきました。

私が投稿した写真はこれ。先日リスボンに行ったときに撮ったビルの写真です。左がオリジナルで、右がキャプチャしたもの。なんとかトカゲの壁画が残るように調整したのですが、これがうまくプリントされるかどうかがポイントです。ただし、今回は黒字のTシャツに白字で印刷するので、白黒は反転されることになります。

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これをIllustrator CCに取り込んでプリントします。白黒反転はプリンタドライバで設定しています。

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今回使ったプリンタはMICROLINE VINCI C491dn。トナーは白が印刷できる特色ホワイトを使います(写真では特色クリアーが入っていますが)。

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印刷した結果がこれ。分かりづらいですが、白インクが出せるのは特色ホワイトならではです。

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これをラミネーターを使って転写紙に写します。ラミネータだけでは十分ではないので、軽く熱プレスして完全にくっつけます。

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できたのがこれ。

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Tシャツに転写します。位置を合わせて熱プレス20秒。熱プレス機も市販のもので良いそうです。この位置合わせが一番難しかった。

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転写完了。

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数分放置して冷ましたら、転写シートを一気にペリっと剥がします。細かい部分が欠けないようにするには、思い切ってやるのがポイントだそうです。

これで完成です。トカゲもちゃんと出てます。実は位置がちょっとずれてるのですが、これは単に私のミス。

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もちろん白だけでなく、カラーでも出せます。これはまだ市販されていないネオンカラーのサンプルです。

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特別にカラー版のTシャツも作ってもらいました。細部までかなり鮮明に印刷されていて綺麗です。

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ちなみに、11月11日に開催される「Adobe Live – Best of MAX」では、このTシャツ作りを体験できるブースが出展されるそうです。