JavaOneJのWebPane BOFで使われたスライドとデモ画面

James Gosling魔法の杖を使ってでも欲しいと語ったJWebPaneですが、プロジェクトリードであるAlexey Ushakov氏のブログにおいて、JavaOneBOFで使われたスライドとデモ画面が公開されています。
JWebPane BOF slides at JavaOne 2009 | Java.net
JWebPane BOF screenshots at JavaOne (2009) | Java.net

アーキテクチャとしては、Javaプラットフォームの上でWebKitおよびそのプラグインが走るようにし、WebKitの各機能にアプリケーション側からアクセスできるAPIを用意するという形です。
基本になるクラスはJWebPaneで、これはSwingコンポーネントの他のPaneと同じように使えるもの。JEditorPaneと同様にURLを渡せばそのページを表示してくれるようです。それとは別にWebFrameというのがあって、これはHTMLのframeタグやiframeタグで表される部分の構造を持つオブジェクトだそうです。その他、PokicyDelegateやUIDelegate、LoadStateListenerなど、描画を制御するためのいろいろなクラスが用意されるとのこと。
スクリーンショットを見る限り描画自身はちゃんとできているみたいだし、ベンチマークの結果もそれほど悪くなさそうです。というわけでJava SE 7までには間に合いそうではあるのかな。