JDBC 4.0の新機能

先日Amit HandaのブログからJDBCドライバの自動ロードの話を紹介したので、ついでにJDBC 4.0の新機能をずらっと挙げておこうと思います。元ネタはLance AndersenのブログとJSR-221のEarly Draftです。
JDBC 4.0 keeps moving forward | Java.net
The Java Community Process(SM) Program - JSRs: Java Specification Requests - detail JSR# 221

  • ROWIDデータ型のサポート

java.sql.RowIdが追加され、ROWIDデータにアクセスできるようになった。

新しい型としてNCHAR,NVARCHAR,LONGVARCHAR,NCLOBが追加され、それに関連したメソッドがいくつか追加された。

  • SQLExceptionの拡張

チェーンされた例外やイテレータ処理のサポート、新しいSQLExceptionのカテゴリの追加などが行われた。

  • BLOB/CLOBのサポートの強化

BLOB,CLOB,NCLOBのオブジェクトを扱うための各種メソッドが追加された。

SQL2003をサポートし、XMLデータにアクセスできるようになった。

  • Ease of Dvelopment

SQLの操作をサポートするための標準アノテーションGenerics対応のデータセットが追加された。

  • ラップの除去機能の追加

ベンダ固有のメソッドを利用できるようにするためにJDBCクラスによるラップを除去できるメソッドが追加された。

  • JDBCドライバの自動ロード

Class.forName()を使用しなくても自動的JDBCドライバをロードできるようになった。

  • コネクション管理の強化

接続状態を追跡してコネクションプール環境でStatementオブジェクトを管理する機能が強化された。